ある意味…修羅場（笑）の夢

どうも、春ですね…絶対に花粉症にはなりたくないカズです。

皆さんは『修羅場』って体験した事ありますか？多くの話で聞くのが男女のもつれですよね。

今日お話する夢は、『修羅場レベル』は低いんですけど、自分的にはある意味修羅場な体験の夢でした(笑)

どうか読んだってくだちぃ★

修羅場の夢

その日は先輩と格闘ゲームに夢中になり、夜遅くまで遊んでしまいました。

『あちゃ～遊びすぎちまったぜ～』

時間は夜の22:30を過ぎた所。

僕は自分の車を運転し、自宅への道のりを遅い速度で走っていました。

田舎道は車も人も少なく、他の車が自分の後ろにつく事がないので、特に気負うことがなかったんです。

ゆっくりと車を運転して１０分、僕の目に何かが写りました。

よく目を凝らして見てみると、人気のない道の隅で一人の女性がポツン…と立っている…。

こわ！…と思ったんですけど、少し心配になってしまい、車を止めてその女性に声をかけたんです。

『大丈夫ですか～？何かありました？』

女性はうつむいたままボソボソと小さな声で答え、何やら道に迷いここまで歩いてきてしまったとの事。

移動手段もなく、とにかく何も考えず歩いてきてしまったそうだ。

『駅とかタクシー拾えるところまで、まだまだ先だから乗ってく？』

僕は自分の車の方に目を向けて尋ねました。

すると女性はコクンと頷き、助手席へ乗り込み、そのまま静かに下を見つめたまま一言も喋らない。

車を走らせてから５分…

ざわ…ざわ…

ぞん…ぞん…

物言わぬ彼女から流れてくるただならぬ雰囲気…

気まずい…

話しかけようにも、話しかけたら逆にトラブルに巻き込まれそうな雰囲気…

…

…

………よし！見なかったことにしよう！

車で駅近くまで送ってそこでサヨナラしよう！

触らぬ神に祟りなし！

僕は気持ちを切り替えて、彼女の存在を一旦忘れました。

……そう、忘れてしまったんです。これがいけなかった…。

彼女の存在感の薄さも相まって、10分くらい運転をしていたら彼女の存在を本当に忘れてしまったんです(笑)

僕はいつも、車に乗っている時は歌を歌うなどをして暇を潰しているんです。

その夜も、思い付くままに替え歌を歌いました。

クリアアサヒのビールのCMって皆さんは観たことありますか？

『ク、リ、ア、アサヒが♪家で冷えてる♪心うきうきワクワク～♪らららららら♪らららららら！ク！リ！ア！アサヒ！♪』

こんな感じの歌詞なんですけど、僕はその時の心境で、即興の歌詞を当てはめてその曲を歌ったんです。

その時の心境ってのが…『腹痛』だったんです。

僕は既に彼女の存在を忘れていたので、何の憂いもなく口からアラレもない言葉が飛び交いました。

『う、ん、ち、ブリブリ♪お腹冷えてる♪家までもつかわからな～い♪らららららら♪らららららら♪う！ん！こ！ブリリ！♪』

…

…

…

…

…は‼️

僕は目を見開き、すぐさま彼女の方を見ました。
彼女はものすごい形相で足元の一点だけをみつめている。

『ここ…こここここれは！…違う！違うんだ！誤解だ！そう誤解だ！』

もはや何が誤解なのかすら分からない、ドライブレコーダーがなくて本当に良かった。

完璧に僕の黒歴史になったであろう行動が録画されずに済んだ。

そんな事をしているうちに駅に到着。

車を止め、彼女に駅に着いたことを伝える。

だが…

……ん？……降りない？

も…もも…もしや！さっきの歌を怒っている！？ヽ(ヽﾟﾛﾟ)ﾋｲｨｨｨ!

僕が一人で頭を抱えていると、彼女が涙を流しながら小さな声でボソボソと話し出しました。

話の内容はこうだった…

彼女には3歳年上の姉がいるらしい、その姉の婚約者を好きになってしまい、我慢できずに今日想いを伝えてしまったのだと…

結果は…

まぁ、聞くのは野暮でしょう。

僕は急に冷静になってしまい、歌の事など忘れてしまいました。

僕『…ちゃんと帰れますか？』

彼女『…はい、話したら少し楽になりました。』

僕『そうですか…なら良かったです…』

少しの沈黙のあと、彼女が僕にお礼を言い、車を降りました。

僕は助手席側の窓を開け最後に別れを告げると、彼女も最後に一言…僕に言いました。

『…あの…歌……ご上手でしたよ(苦笑)』

今日イチ彼女の顔が歪んでいました（笑）

ちゃんと歌聞いてたんかーい！！！！